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天使のいる図書館のbibliophageのレビュー・感想・評価

天使のいる図書館(2017年製作の映画)
3.4
西洋拷問器具辞典 残虐・拷問・処刑
「広陵町立図書館2万七千冊の蔵書の中で、一番泣ける確立の高い本です。」

主人公の吉井さくらは、理系大学を卒業し、奈良の地元の図書館で新人司書として、リファレンス・サービスとして働き始めました。泣ける本が読みたい、という女子高生のリクエストに答えて、案内した本が拷問器具の本。曰く、感情は主観であるので、一概にどの本が良いかは言えない。「痛み」はすべての人間に同じような効果を与え、その結果涙が出る、という合理的というか、何というのか…。とっても素敵なセンスの持ち主ですね。

そんな図書館に、なにやら尋ねたい事がありそうな老婦人が現れ、その夫人の持つ古い写真の神社を訪れるようになります。そしてもう一人、図書館に日々mリュックを背負った若き男性が現れ...。そして少しづつ成長していく。

リアル魔女宅って思いました。ちょっと、都合よすぎって感じもありますが、小芝風花さんのメガネっ子がとっても可愛いし、景色の良いし、

本を勧めるって、その人が意識的にあるいは無意識に求めているものを察知して、自分の持っている引き出しから、何を選択するのか、ってめっちゃ難しくないですか。
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