試写会行きました!
1993年にフジテレビで放送され、95年に劇場公開もされた岩井俊二の名作を、新房昭之総監督が劇場アニメ化。
当時、テレビドラマ監督・脚本家だった岩井俊二の評価と知名度を一気に上げ、映画製作に進出するきっかけとなった作品。
中学生の典道と祐介は仲の良い友達だが、二人とも同級生のなずなが好きだった。一学期のある日、なずなの両親が離婚、なずなは母親に引き取られ、二学期から転校することに。親に反発したなずなは、プールで競争する典道と祐介を見て、勝った方と駆け落ちしようとするのだが…。
CVは、なずなを広瀬すず、典道を声優初挑戦の菅田将暉、祐介を宮野真守、なずなの母親を松たか子が演じている。
設定が小学生(実写版)から中学生(アニメ版)に変わっているが、内容的には、その方が初恋のほろ苦さがより伝わって良かった。
広瀬すずのCVも、なずなのキャラクターにシンクロしていて感情移入できた。
加えて、人物描写が“新房監督×シャフト”ならではの目線と表情で、観ている者の深層心理にぐいぐい訴えかけてきた。
ただ、少しスパイスが効きすぎて、なずなが時々、戦場ケ原ひたぎに見えたのは、私だけだろうか…。
