このレビューはネタバレを含みます
キャラクターに人物としての深みを感じませんでした。制作側の都合の良いように動かされている人形という感じ。
途中、ある男の子が、好きな女の子と幼なじみ♂が高台で一緒にいる所を見つけます。そこで彼は怒るのですが、二人を突き飛ばすのです。それってどういうこと？殺したいほど怒っていたということ？
いいえ、この作品ではそこまで考えられておりません。あくまで物語の進行上、その方が都合が良いということなのかも知れません。
また、ヒロインの女の子が妙に色っぽく描かれるシーンがいくつかありました。
中学生の主人公が、きわどいところを見てしまってドキドキ、という意味での描写なら分かりますが、全くそういう事でもなく出てきます。感想としては｢エロい｣でしょうがそれだけです。物語となにか関係あるのか分かりませんでした。
｢シャフトなんだからこうなんだ！｣と言われればそれまでですが、意味もないお色気シーンをもりもり入れてくる演出をとられるであれば、それは私には合わなかったという事かな…。あまり品があるようには感じませんでした。他にもシャフト制作で好きなアニメはたくさんあるのですがとても残念です。
内容も都合の良い様に、のオンパレードで、頭を使わないアニメを作りたいのかと思いきや、最後の方は頭をつかわそうとしてくる…。一体どっちなんだ！と言った感じで、個人的にはとても中途半端に見えました。まわりを豪華声優で固めても意味が無い作品です。日本制作のアニメで、見ていてこんなに疲れたのは久しぶりです。
人に勧めようとは思いませんでした。
