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ぼくの名前はズッキーニのtowakoのレビュー・感想・評価

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)
3.8
カラフルな世界観とあたたかい光、かわいらしいストップモーションアニメで表現される、親からの愛を知らない、児童養護施設で暮らす子どもたちの物語。
「お母さんが、お父さんは若いメンドリが好きだって言ってた」と言う主人公ズッキーニの部屋の壁一面に描かれた鳥たちとヒーロー。それが描かれた凧を宝物のように大切にするズッキーニ。
60分余りという時間と少ないセリフのなかで、心打たれる瞬間がいくつもある。
新しい命を目の前に、その母親に「こんな人間だったとしても、見捨てない?」と矢継ぎ早に質問していく子どもたちに、泣くことしかできない。
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