ぼくの名前はズッキーニの作品情報・感想・評価

ぼくの名前はズッキーニ2016年製作の映画)

Ma vie de Courgette/My Life as a Zucchini

上映日:2018年02月10日

製作国:

上映時間:66分

4.0

あらすじ

いつも屋根裏部屋でひとりで絵を描いて遊んでいる少年イカールは、ママと二人暮らし。パパが“若い雌鳥(女性)”のもとに去ってしまってから、ママはビールを飲んでは怒ってばかり。ある日、いつものようにビールの缶でタワーを作って遊んでいる時、ママは不慮の事故に遭い、帰らぬ人になってしまう。事故を担当した警察官のレイモンは、ママがつけた“ズッキーニ”という愛称を大切にしているイカールを不憫に思いながらも、孤…

いつも屋根裏部屋でひとりで絵を描いて遊んでいる少年イカールは、ママと二人暮らし。パパが“若い雌鳥(女性)”のもとに去ってしまってから、ママはビールを飲んでは怒ってばかり。ある日、いつものようにビールの缶でタワーを作って遊んでいる時、ママは不慮の事故に遭い、帰らぬ人になってしまう。事故を担当した警察官のレイモンは、ママがつけた“ズッキーニ”という愛称を大切にしているイカールを不憫に思いながらも、孤児院「フォンテーヌ園」に連れていく。クラスメイトは、リーダー格のシモン、アメッド、ジュジュブ、アリス、ベアトリスの5人。入所当日からズッキーニへの手痛い洗礼が始まる。ズッキーニは「ママのところへ帰りたい」と訴えるが、園長から「それは無理なの。ママはお空に行ったでしょ」と静かに諭される。ズッキーニの心の傷を知ったシモンは、他の子どもたちもそれぞれに複雑な事情を抱えながら園生活を送っていることを明かす。そして「皆、同じさ。誰にも愛されていない」とつぶやくのだった。それ以来、ズッキーニは、心の痛みを共有する友として、シモンたちと打ち解けていく。 そして、園に新しい入園者、カミーユがやってくる。カミーユはズッキーニと意気投合し、園を照らす太陽なような存在になっていく。季節はめぐり、冬が到来。園の子どもたちは、スキー合宿に出かける。ダンスパーティーや雪合戦で盛り上がる子供たち。深夜、眠れないズッキーニとカミーユは、こっそり宿を抜け出した。月明かりの銀世界の中、カミーユは言う「ここに来て、あなたに会えてよかった」。そんなある日、カミーユの叔母が、扶養手当欲しさに姪を引き取ると言い出し、園に乗り込んできた。「同居するなら死ぬ方がまし」というカミーユに、「絶対行かせないよ」と誓うズッキーニ。子供たちはある作戦を立てるのだった。

「ぼくの名前はズッキーニ」に投稿された感想・評価

ナイス。
とても重いテーマだけど、同情を誘うことがメインな映し方じゃなかった。
可哀想より、幸せな気持ちになれたよ、ありがとうスイス🇨🇭

キャラの造形もベストマッチしてた
Junko

Junkoの感想・評価

4.0
ずっと観たかった、
ストップモーションアニメ。

空の描写がとても綺麗で
ストーリーとリンクする場面も多く
アニメという事を時々忘れた。

内容は重めだけど、
人生に大切な事が沢山描かれている。
ズッキーニの絵と対比する様に
カミーユの真っ黒な部分が多い絵。

雪山のロッジでの
小さなダンスパーティーシーン、
お化け屋敷のシーン。
シモンの強い優しさ。

色んな大切な事を再度学んだ気がする。
TICTACz

TICTACzの感想・評価

4.0
最後「はっっ」てなる。無償の愛ですね。穏やかで優しい映画だな〜〜
うみ

うみの感想・評価

3.8
観終わった直後は、何とも言えない気持ちが残った。
好きでも嫌いでもないような、清々しいような後味が良くないような。。?
でも ふと思い出すことのある映画。
子供たちが山小屋で楽しんでいるシーンを、結末も知ってる今もう一度見たら泣けそう。子供たちは皆優しくて、大人と言われる年齢の人々よりも達観している。
だからこそたまに出る親を求めるシーンが切なかった。
スタンドバイミーのように、10歳前後の年頃に観て欲しい映画です。

年齢や進路等の環境的な原因で友達と離れ離れになってしまうときの気持ちを思い出させてくれます。

大抵の人にとってそれが最初に訪れるのは『小学校卒業』だと思うので。10歳前後が一番響くのではないかと。
実際自分がスタンドバイミーをその歳で観て、ひどく影響を受けたからこそ。です。

少し重い内容もあるけど、作品全体のあたたかさが包んでくれるのではないかと。
あたたかさというのは、キャラクターの愛くるしさなのか、制作に費やされた熱量・時間量なのか、まぁ何かあたたかいものがあります。(適当)

観終わった後はただただ優しい気持ちになれます。
あと「おねしょ」のフランス語を覚えることができます。笑

もう少し話題になってもよかったんじゃないかなと思いました。
nogsing

nogsingの感想・評価

3.7
フランス製のストップモーションアニメ

とてつもない手間をかけて作られていて、だからこその真心、温かみが感じられて心地良い

フランス製だけあって、色使いやキャラクター造形がとてもポップで可愛らしい。でもお話はちょっともの悲しく、ほろ苦くて。もちろん楽しさもあるんだけど、何か心に優しいトゲが引っかかった感じです

このレビューはネタバレを含みます

最近流行りの「擬似家族」をテーマにしたものではあるが、本作の優れているところは、出逢いだけでなく別れにも温かな眼差しが注がれるところだろう。
施設を出るズッキーニとカミーユを送り出すシモンに心を打たれた。短い上映時間の中に、別れと出逢いが繰り返され、子供たちの成長が優しく描かれる。少年少女の新たな旅立ちでもあり、ズッキーニの絵手紙によって紡がれる小さな物語に感動を覚える。離れていたって、僕らは家族なのだと。
アニメーションのクオリティをとっても、ジェットコースターの場面やロッジのダンスシーンは見所のひとつだが、雪の描写も美しい。フワフワとした柔らかな雪の感触が見事。音楽や透明感ある色彩表現も最高に映画の魅力を引き立てている。
ストップモーションアニメだからこそ描けた子どものリアルとユニークなキャラ



ただただ、キャラ造形が可愛い!

個人的には『KUBO』みたいな超絶技巧より、本作くらいのゆるゆるした日常を描くストップモーションアニメの方が好きなんですよね。

もちろん、本作の技術も努力も凄まじいものなんだろうけど、凄いでしょ!って喧伝するような画面にはなってない。細かいディテールまでこだわってはいるけど、あくまで現実感ある絵になっていて、キャラにもしっかり命が吹き込まれている。

声優さんの声の演技の上手さもあってキャラもリアルなんだけど、その造形が可愛いのなんのって。
予想の斜め上をいくテーマの重さだった。

クレイアニメだけど、子供達の表情の1つ1つが印象深い。

予告も見ずにポスターだけで、ポップでキャッチーな作品だと思い込んでみたせいもあって、冒頭からのヘビーさに 思いっきりやられてしまった…。
ハマー

ハマーの感想・評価

4.6
『「静」のストップモーションアニメ、ここに極められし。

緩やかな動きだからこそ表現される感情の豊かさは、人形の子供達を見事に"生き"遣せている。』

フランスの
ストップモーション・アダルトアニメ・コメディドラマ映画。
(ジャンルの説明はカオス感が半端ないですが💦
お子さんでも観れる全年齢対象向け作品です。)

僕が知る限りの中ですが、
ストップモーションアニメの中でNo.1に君臨した作品。
マイベスト映画 2018年上半期第1位
に君臨した作品です。
(上半期中に、カメラを止めるな!は観てたら…1〜2位で悩んでたww)

僅か上映時間66分という短さにも関わらず、
これほどストップモーションの人形達に魂が宿った作品があるだろうか…
これほど心に響いてくる作品はあっただろうか…
もっと彼らを観てみたいと思わせてくれるぐらい登場人物に「愛」を感じました。
あまりにも素晴らし過ぎてこの映画は、語りたくても語彙力が…語彙力が…💦と
語りたくない素晴らしさが存在しています。

僕が敬愛する片渕須直監督がこの作品に対してコメントを残しています。
「表情の愛おしさ。
いつの間にか人形は消えてしまい、
目の前にあるのは「子どもたちの心」そのもの。
彼らの心が寂しさをたたえる時、そして、朗らかに見開くとき、
いつまでもこの子らと一緒にいたくなる。」

正しく、このコメントの通り、
登場人物達が

「生きてます」。

片渕須直監督作品の様な、
地味だけど、力強さを感じさせるアニメーション映画の至高の一本だと考えます。

★オススメできるターゲット層
・片渕須直監督作品好き。
・地味だけど奥深い。地を行くハートフルストーリー作品好き。
・地味なストップモーション好き。
・子供好き。
・泣きが押し付けがましくないのが好き。

★お勧めできないターゲット層
・見た目が派手な映画が好き。
・地味な作品が苦手。
・子供嫌い。

★イチオシポイント
・これぞ‼︎正しく『ストップ』モーション。余計な動きをさせないことによる、キャラクターの内に秘める感情の起伏を感じ取れ‼︎

今年と去年は珍しくことに他作品のストップモーションアニメが2作(クボ、犬ヶ島)あったので、ここは敢えて分かりやすい比較ということで使用さえていただきます。
( ̄^ ̄)ゞ

◼︎ストップモーションの激しい動きの魅せ方については、こうなってます。
クボ>>犬ヶ島>>>>ズッキーニ

見た目の迫力から申し上げるに、
クボや犬ヶ島の方が断然動いてます。

なのに、ズッキーニを推す理由は、
「極力動かさないことによる感情表現の絶妙さ」が余りにも見事だったからです。
極力大袈裟に動かさないで、ちょっとした所を動かし、見事に奥深い感情を表現しています。
まさにストップモーションたる長所を最大限に引き出している作品と言えるのではないでしょうか。

◼︎ストップモーションの丁寧さ。
クボ=ズッキーニ>>>>>犬ヶ島

クボのストップモーションもとても凄いです。
しかし、クボとズッキーニは、
「感情表現の表し方の派手さ」
が大きく異なります。
一言で言うと、クボはディズニー 寄りで、顔一つ一つが表現豊かで分かりやすいです。
反面、
ズッキーニの表情は些細な細かい動作で魅せてくるので、人によっては、本当に地味な作品に見えてしまうと思います。
全然動いてないように見えるかもしれませんが、この表現であるからこそ、感情表現に奥深さが宿ってます。
犬ヶ島に関しては、ゲームでいう「フレームレート落ち」みたいな印象で常にカクカク💦
敢えてカクカクにしてスピード感出してるのかもしれませんが……
正直、不気味で不細工です💦 ストップモーション愛を感じられませんでした。

◼︎CG臭さ
クボ>>>>犬ヶ島=ズッキーニ
ズッキーニが一番CG臭さを感じられないところも評価が高いです。
ズッキーニは、CG使用していない様に見えますが、流石に多少なりとも使用されているかと…あくまで補助程度のものだと思います。
犬ヶ島も、同様レベルかもしれませんが、背景の撮影に使用されてます。
クボは……もうバンバン使用してます。もはやCGアニメ💦

◼︎ストーリーに関しては圧倒的。
ズッキーニ>>>>>>>>犬ヶ島>クボ
くらいです。
登場人物全てが『愛おしいさ』に溢れてます。

究極のストップモーションって、
「沢山動かす事じゃないよね?🤔
動かさないことによるキャラクターの持ち味を最大限に生かすことが、ストップモーションの醍醐味だよね。」
と、本作は教えてくれた様に感じます。

最後に、
9/19にBlu-ray &DVDが発売(レンタル同時スタート)
なので、興味がある方は是非観てみてはいかがでしょうか。😊
(自分はBlu-ray予約済み👍)

<まとめ>
僕の名前はズッキーニ #MaVieDeCourgette
★★★★★ :ストーリー
★☆☆☆☆ :ハードアクション
★★★★★ :ストップモーションの丁寧さ
★★★★★:優しさ
CG加工:ほぼ無し(感じさせない)

クボ #kubo
★☆☆☆☆ :ストーリー
★★★★★ :ハードアクション
★★★★★ :ストップモーションの丁寧さ
★☆☆☆☆:優しさ
CG加工:有り。バリバリ。

犬ヶ島 #isleofdogs
★★☆☆☆ :ストーリー
★★★☆☆ :ハードアクション
★☆☆☆☆ :ストップモーションの丁寧さ
★★☆☆☆:優しさ
CG加工:ほぼ無し(感じさせない)
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