ズッキーニと呼ばれて/ぼくの名前はズッキーニの作品情報・感想・評価

ズッキーニと呼ばれて/ぼくの名前はズッキーニ2016年製作の映画)

Ma vie de Courgette/My Life as a Zucchini

上映日:2018年

製作国:

上映時間:66分

あらすじ

不慮の事故で母親を亡くした9歳の少年イカールは、母親がつけた“ズッ キーニ”というニックネームを大切にしている。同じ年頃の子供が集まる孤 児院に連れて行かれ、はじめは馴染めずにいるが、それぞれに複雑な事情を 抱える仲間たちと過ごし次第に心を開いてゆく。子供たちが子供らしくたく ましく生きていく姿と、それに寄り添う大人たちの何気ない毎日。

「ズッキーニと呼ばれて/ぼくの名前はズッキーニ」に投稿された感想・評価

小夜子

小夜子の感想・評価

4.2
可愛らしいビジュアルとは裏腹に、孤児院の子供たちの悲哀がヒシヒシと伝わる!セリフも秀逸で、グサッと胸に刺さります。
RMiura

RMiuraの感想・評価

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ズッキーニと呼ばれて…音楽のセンスがジャズ味あって大人っぽく、ビターながらキャラは可愛く組み合わせがとても魅力的で一味違う個性。これだけアニメ作品が世に溢れると、アニメで表現する必需性なにかと考えるようになってるのだけど解のひとつを得たように思う。
流石アカデミー賞ノミネート作品
A

Aの感想・評価

4.0
at Harkins Valley Arts

なかなか日本では見ないような映画。
可愛らしい雰囲気だが、テーマは重め。
Kanaria

Kanariaの感想・評価

4.0
ストップモーションアニメ
描いているのは現実そのもの。
かなり衝撃的な作品です。

現代における家族の問題が、見ていて苦しくなるほど忠実に描かれています。大人の勝手に振り回される子供たち、どうしてこんなに理不尽な世の中なんだろうと本当に心が痛くなりました。

みなさん書かれていますが、日本でも劇場公開するべき一作です!
これは今誰もが観るべき。
けた

けたの感想・評価

4.0
 大人は時に子供を残酷にする。しかし、子供はその環境でもたくましく生きていく。現代の親子間の問題点を鋭く描写したストップモーション・アニメ。

 主人公はアル中の母親をもつ子供、イカロス(ニックネームはズッキーニ)。屋根裏部屋で母の飲み終わったビール缶を積み上げて遊んでいたが、うっかり崩してしまい、缶は下の階へ落ちてしまう。怒った母親が「痛い目に合わせるぞ」と階段を登ってきたところを「怒られたくない!」と、ズッキーニは屋根裏部屋へ続く床扉を勢いよく閉める。その扉が母の頭に直撃し、結果的にズッキーニは母親を殺してしまう。

 こんな衝撃的なオープニングでこのアニメは幕をあける。全体的に明るめの色調ではあるが、コマ撮りに使われている人形はティム・バートンのそれのようにどことなくダークなつくり。人形造形がこの映画全般に漂うどんよりとした空気を端的に示す材料のひとつになっている。
 ズッキーニは警察に保護され、養護施設へ。そこで出会う子供は彼と同じような境遇(あるいはもっと悲惨なもの)を持つ。「僕の両親はクスリやってたんだ」「あいつの母親は国から追放されてね...」淡々とズッキーニに語る友達。

 悲惨な過去を抱えつつ、それとともに生きる子供たち。愛されたい、親が欲しい。と言う思いはあるが、それを耐え強く日々を過ごす。でも、時には辛くて涙が出てしまう。この微妙で繊細な感情を人形で表現する凄さ。ある程度「(ヒットする)アニメの作り方」が成り立ってしまった日本のアニメ界では絶対に作り出せないものだろう。ぜひ日本でも公開して欲しいです。
りりー

りりーの感想・評価

4.3
東京アニメアワードフェスティバルにて鑑賞。今年のアカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたストップモーションアニメーション。とっても良かった!

主人公・ズッキーニは、アルコール依存症の母親と二人で暮らしていたが、ある事情により養護施設に行くことになる。そこにはズッキーニ同様、さまざまな理由でやってきた少年少女が暮らしていた。話の内容だけならばひどく深刻だけれど、かわいいと不気味の境目を行ったり来たりするような独特の風貌の人形と、デフォルメされた背景により、柔らかで暖かな手触りが感じられる作品に仕上がっている。なによりストップモーションの作品でここまで表情豊かに撮れるとは!どう見てもアニメーションの画面なのに、時折実写を見ているような感覚になった。もはや実写とアニメーションは、表現方法の違いでしか(”実写/アニメーションでないと表現できない”なんてものは)ないのだな。

ズッキーニが母親の次に接することになる大人・レイモンドがあまりに真っ当な大人で、開始から10分足らずの彼の登場からすでに泣けてしまった。彼のキャラクターには、この作品の子供に対する態度が表れているように思ったから。その予感は最後まで裏切られることはなく、”子供は守られなくてはならない”という信念が作品全体に感じられ、安心して観ることができた。大人に事情があるように、子供にだって事情があり、それは尊重されるべきものなのだ。この誠実さは、同じく養護施設での出来事を描いた『ショート・ターム』に通じるものがあるように思う。
それぞれに事情はあれ、親と暮らすことができない子供たちは、施設の大人たちの愛情から”誰かを慈しむ”ということを学ぶ。おやすみのキスに、恋人同士のハグ、愛情は目に見えるということを。だから彼らは、いつか出会う恋しい誰かに、きっと愛情を表すことができるだろう。深刻な現実は変わらないとしても、ささやかな希望がそこかしこに浮かんでいる、そんな終わり方も誠実でよかった。

90分未満という短い尺ゆえに、子供たちは主要の三人の描写が多く、他の子のエピソードももっと観たかったな。ドラマでたっぷりと観たい。劇場公開しますように!
空衣

空衣の感想・評価

3.2
パリ5区にて。フランス語わからなかったけれど…
人形のアニメ?動きが繊細で、特に眉と瞳が言葉以上に(ハイ、わからなかったけど)語っている。
全体として暗い流れの中に、束の間の幸せがポッと出てきて、それがまた切ない。
yuki

yukiの感想・評価

4.0
ビターズエンドが買い付けたとの情報が…本当だったら嬉しい!4/2
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スイスのストップモーションアニメーションです。
母の突然の死の後、同じ年頃の孤児たちが集められた孤児院に連れて行かれるズッキーニ。そこで6人の子供たちと一緒に生活を始めるのですが…
明るい題材ではないけれど、それがかえって人形達がいきいきと見えてくるのかもしれません。
目の動きが素晴らしいのは意図的で、ああいう状況に置かれている子供達の言葉に出して言えない心情を表現する為だそう。

上映後サプライズで、クロード・バラス監督と制作スタッフの方が登壇。人形制作には日本人女性の方もいらっしゃいました、素晴らしい!
”唇””眉毛”等はマグネットで付け替え自由でらしいです。
目の動きが繊細で髪もなびくしww ズッキーニ君可愛いすぎました!
準備期間に3年、製作に3年は掛かってるらしいです。溜息が出るほど長い…
是非、日本公開になって欲しいです!
邹启文

邹启文の感想・評価

4.2
こんなに子供をリアルに描いた作品、他にないですよ
見事ですよ、特に目の動きが
想像していたよりヘビーな物語と想像していたよりヘビーな描写にかなり面食らった。
大きな救いだけに全てを担わせないのが残酷なのと同時に物凄く品が良い。
「Even if...」の繰り返しにとにかくやられた。
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