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ぼくの名前はズッキーニのAIRIのレビュー・感想・評価

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)
4.3
この世界に愛されない存在なんていない。愛し愛されるために皆生まれてくる。人はみんな独りぼっちじゃないし、誰かに寄り添い気持ちを共有することで幸せを感じるのだろう。
とても今の時代らしいテーマ。シビアで考えさせられるけど、ストップモーションアニメで描くことで、また別の意味で不気味で寂しさも感じられるけど、その反面どこか温かい。この絶妙な雰囲気は実写では描けない。子供達の表情一つ一つが可愛らしく、時に胸を締め付けられるほど何かを訴えかけてくるような、複雑な感情を繊細に描いている。66分という短い時間ではあるが、心にずっしり来るものがあって、かなり見応えはあります。
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