クリストフォルー

チップス先生さようならのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

チップス先生さようなら(1969年製作の映画)
4.1
学園映画を思わせるタイトルだが、メインは、少し変わった組み合わせの夫婦の愛情物語。とはいえ、パブリックスクールが舞台なので、教師と生徒の話も絡む。「小さな恋のメロディ」のダニエルの母親役がチラッと出てくるが、これってアメリカ映画なんだよな。
ミュージカルなのだが、作曲はジョン・ウィリアムズで、歌のほかにオーケストラ演奏のみの部分もある。ペトゥラ・クラークの歌声はもちろん聴かせるが、オトゥールの歌も捨てがたい。♪『私の幼年時代は何処に』は、いまになって身にしみてくるよ。このあと「ラ・マンチャの男」もあるしね。
しかし、原作が「失われた地平線」のヒントンだというのが一番の驚きかな。
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