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アナベル 死霊人形の誕生のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・ワン製作のもと、デビッド・F・サンドバーグ監督がメガホンをとりアナベル人形誕生の秘密を描いた、「アナベル 死霊館の人形」の続編作品ということで。まず、本作は前作以上に何度も観ている作品なのだが、何度観ても魅力的で最後まで面白く、定期的に視聴してしまうほどで、個人的に大好きなホラー映画ですね。良作であることに間違いはないかと。超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が遭遇した、実際に起きた事件を基に描かれたホラー映画『死霊館』に登場する、実在する呪いの人形"アナベル人形"の誕生秘話が映し出され、内容としては、前作の「アナベル 死霊館の人形」の前日譚となっており、アナベル人形の製作者であるマリンズ夫妻に焦点を当てた物語が紡がれていくのだが、話としてはとてもシンプルでよくありがちなものではある。そして、マリンズ夫妻の自宅を訪れた、タリタ・ベイトマンが演じるジャニスやルル・ウィルソンが演じるリンダをはじめとした孤児の少女たちを軸に巻き起こる数々の奇妙な出来事も、ホラー映画としてはそれなりといったところで、恐怖心が深く芽生えるまでではない。だが、本作は不思議なことに満足感が得られ、視聴後に思うことは「面白い」の一言。やはり"アナベル人形"について知れることだけでも楽しめますし、ホラー演出に関しても見せ方に工夫が感じられるものとなっていて、どこかわくわくしてしまう。そして、タリタ・ベイトマンやルル・ウィルソン、アンソニー・ラパーリアやミランダ・オットーなどといったキャスト陣も魅力的で演技も良かったですし、前作で描かれていた事件の真相やスピンオフ作品『死霊館のシスター』に登場するヴァラクの姿も映し出されたり、アナベル人形が実際の姿で登場したりと、もう内容が盛り沢山。今回もまた関連作品を続けて視聴したいと強く思わされました。
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