前から作品のことは知ってはいたけど、これ、フランス版『シティハンター』、『バッドマン』のフィリップラショーが主演じゃないか。
この2作を観たからこそ、これは観ないと、と。
ホント、しょーもない展開になっていくドタバタコメディ、、、面白い、笑う。
うだつが上がらないサラリーマン。一流企業で働いてるものの、雑用的な業務。
そんな時に、成り行きで社長の息子を社長の家で預かって子守をする役目を仰せつかる。
出世のチャンスかと意気込んで臨むも、彼の悪友2人が彼の「誕生日パーティーだぁぁぁ！」とパリピをモリモリ引き連れて押しかけてくる。
、、、そして、それをYoutubeで配信してしまう。
社長夫妻が戻ってきたら家はめちゃくちゃ、息子はいない。
警察呼んで検分してると、その動画を発見。
警察と夫妻で動画を観て真相を追う、、、その映像に全ての顛末が、、、。
面白すぎる。
フィリップラショーでフランスコメディ、最高。
もはや子守りの範疇を越える大騒動。
社長の豪華な家でランチキ騒ぎが始まり、睡眠薬で眠らせた息子が起き、家から逃走。
家を飛び出して警察とチェイスが始まって息子探しどころでもなくなる。
その、“お尻バウンド”なんなの、ウケる。
息子を探しつつ、「きっと遊園地だー！」と。
いちいち起こることが面白い。
フィリップラショーだけは真剣に子守して、子供を探して、さっさと家に連れ戻して事なきを得たい。
この1人だけシリアスなのに、どんどん自体が悪化していく様に笑う。
だけども、この子供みたいなおっさん達の子供探しの破壊的な珍道中と行き過ぎたユーモアが、子供心に刺さったりして通じ合っていくこともある。
大人なのに大人気ない大人と、子供なのに遊びを知らない子供が織りなす“ヒャッハー”、最高。
“ワイルドスピード”と盛り上がる“マリオカート”、からの“カールじいさん”、最高に面白い。
事態を収束させようとすればするほど大騒ぎが止まらない。
なぜだかこのアホ騒ぎが子供の心を溶かす。
絶対これやっちゃダメでしょ、しかやってなくてウケる。
破茶滅茶でぶっ飛んでるおバカ“コメディ”。だけど、誰も傷ついていない。傷ついていないどころか、大切なものもある。
コメディとはかくあるべき、、、かも知れない。
面白かった。観て良かった。これ、続編もある、、、それは観たい。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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