MasatomNakamura

メアリと魔女の花のMasatomNakamuraのレビュー・感想・評価

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)
3.0
万人ウケでは無いのかなと。
金曜ロードショウで見てノーカットじゃ無いので強くは言えないけどシーン毎の繋げ方や間が雑だと感じた。あと、やはりジブリ作品と比べるとキャラクターの行動範囲が家、昔の家、森、空、学校と数が少なく重厚感がない、建物の設定が(ジブリと比べると)圧倒的な量の設定があるわけではないので世界観に引き込まれない。
ただ、他の作品で本当に数多く見られるような、キャラクター達がピンチをうまく切り抜けると言うのが本当に少なくて、メアリの魔法は制限付き、ピーターが他のジブリのキャラみたいにうまくやる訳でもなくあっさりやられる。悪く言えば拍子抜けしてアニメ作品ぽく無いしワクワク感はすごい減るけど、逆に実際現実だったらこういう風にうまく切り抜けられないよなと感じることが他の作品では殆どなので、より身近にキャラ達の成長を感じられる。決して派手ではないけれど静かに何となくは伝えたい事が分かる。ある意味渋いなと思いました。