HARUSUI

メアリと魔女の花のHARUSUIのネタバレレビュー・内容・結末

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

地上波で放送していたので、録画して観賞しました。映画館で観よう→レンタルして観よう→地上波で放送だ。カットされているかもしれないけれどもまぁいいか。の流れでチャンスを逃しながらようやく観ました。
ジブリから派生した制作会社作、アリエッティとマーニーの監督だから一応ジブリ色は濃いのかなと思っていました。
これは…想像をはるかに超え、なんとも。
もう、ジブリ映画からは年齢的に卒業しなさいということなのか、何を伝えたいのか理解不能のレベルです。ストーリーは単純ですが、何かを残してくれる映画ではないです。ただのアニメ。最悪なことに、ただのアニメでさえ、持ち合わせているであろうオリジナリティはまったく存在せず、過去のジブリ映画の集合体です。キキとラピュタとハウルと千と千尋、マーニー。ソックリさんの総出演です。原作があるので、ストーリーは大きく変更できないものの、古くさいセリフ、古くさい表情、なんとかならなかったのだろうか。
おまけに、ジブリ映画だけではなく、ハイジと赤毛のアンまでチラついてきて、これは、自分のこころが荒んだのか、とイジイジしました。
ストーリーに言及するのであれば、詳細設定はセリフで想像する程度。掘り下げてはいません。そしてあくまでも、
夜間飛行発見→魔女養成大学に潜る→素性バレ→人質に、一言二言会話しただけの少年がいつのまにか大親友レベルまで格上げされ、さらわれる→メアリ救助へ。
この部分が1時間30分程度の話に凝縮されています。
声優さんねー。ジブリ映画時代から賛否両論ありですよね。
今までは、俳優さんと女優さん起用に違和感なかったのですが、この映画だけは、キャラクターが話しているのではなく、杉咲花さんが話している、天海祐希さんが話している、小日向文世さんが、佐藤二朗さんが、遠藤憲一さんが〜!と、もうわかりやすくて、そのままの声です。目を閉じたらちょっとファンタジーでおバカな会話があるけれども実写映画で通用いたします。もう、ジブリ系統から卒業するときがきたのですね。もののけ姫までが最高だったなぁ。
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