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クルエラのれのレビュー・感想・評価

クルエラ(2021年製作の映画)
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思った以上に音楽映画だったのでずっと楽しかった!ロンドン舞台というのもあるけれど、ストーンズとかゾンビーズとかクラッシュとかクイーンとかの“The UKロック”をぶちかましながら、エマストーンが暴れまくっていて最高すぎる……マレフィセントとは違ったディズニーヴィラン、かなりカッコよかったな。
母離れ・母殺しの二段構造は、(((もしや…?)))くらいのチラつかせ方を巧く織り込んでいて、“殺される”ことで“社会的に抹殺する”という完全犯罪を企てるクルエラ、死ぬほど悪い顔してて良かった。

いろいろと背負うのを辞めて、自由に好きなことに突っ走っている感じも推せる。アーティーと組んでから爆発していく感じも素敵。振り回されながらも拾った恩義と「親のことなら…」となんだかんだ着いてきてくれるジャスパーとホーレスの二人もいい。犬2匹もいい活躍してた。嫌味なき仲間想いのダークヒーローもの。

「哀しみには5段階ある。否定・怒り・取引・抑うつ・受容。」
「もう一段階あるわよ。“復讐”がね。」
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