劇場鑑賞【18】
『ラースと、その彼女』『ミリオンダラー・アーム』のクレイグ・ギレスピー監督作。
トーニャ・ハーディングのことは全く知りませんでした。
母親に聞いたら襲撃事件は知らないけど、靴ひもが切れて途中で演技を中断したのは覚えてるって言ってましたね。
インタビュー風の映像を交えながら所々役者がカメラ目線で話しかけてくる手法を使ってます。
最近だとハウス・オブ・カードとかデップーとかね.笑
ナンシー・ケリガン襲撃事件がこの作品のミソなんですが、結局悪いのはトーニャの夫ジェフの友人のショーンってことでいいのかな?
トーニャはなんも悪くないような気がして、なんだか気の毒でしたね。
トーニャの毒親を演じたアリソン・ジャネイの演技が話題を呼びオスカーを獲ってます。
いったいどんな怪演なんだろうと期待して観たんですが、以外と出番少なくて残念でした。
怪演は怪演なんだけど、そこまでインパクトあるわけじゃなかったですね。
『セッション』のマイルズ・テラーとJ・K・シモンズの様な、もっとトーニャとその母のバトル映画を期待してたんですが、あくまでこれはナンシー・ケリガン襲撃事件における真実の物語。
フォーカスを親子関係に絞り過ぎたら主旨変わっちゃうから仕方ないのか。。
母ラヴォナよりもよっぽど出番多かったのが、トーニャの夫のジェフ。こいつがまぁクズで。そんなクズとズブズブになっちゃうトーニャも似たようなもんだけど。
あんな母親じゃ娘もろくな子に育たないよね。
ジェフを演じるのはセバスチャン・スタン。
、、、、、いや、バッキー!こんなとこで何してんねん!はよ、ワカンダ行けや!
と、思っちゃうのはもうMARVEL病ですね.笑
でもバッキーとは全く違う風貌で、言われなきゃ誰だかわかんないですね。
ポール・ウォルター・ハウザー演じるショーンがとにかくバカですべての元凶こいつですやん。
こいつだけ裁かれればよかったんじゃないの?
スケートシーンは迫力あってカメラワークが凝ってた。ほんとのスケートでもこんなだったら面白いけどまぁ無理だわな。
ジャンプのシーンとかはさすがにスタントだけど、ほとんどのシーンをマーゴット本人が滑ってるそう。一日四時間の練習を四ヶ月行ったそう。
女優魂に拍手!
世界中の嫌われものになった、トーニャ・ハーディングの波乱の人生。
役者・製作陣の熱量たっぷり!
面白かった!