私のせいじゃない
どんな言い訳も通用しない世界で、トーニャは精神的に幼すぎた。
甘ったれを叩き直そうとした毒親は愛のない鞭を打ち続ける。
周りがクソすぎるから、すべては人のせい。
そんな甘ったれでいられる環境を作ったのは外でもないトーニャ本人。
この映画を見ると、すべては自分の選択が未来を決めるということがよくわかる。
ハーディングとケリガンの争いはとてもよく覚えてる。
特にあの靴紐のシーンはドラマのような展開でハラハラわくわくした。
でもまさか、元旦那とその友達があんなにクソだったとは…
ハーディング、全然好きじゃなかったけど、この映画を見て少し好きになれた。
ひとつの事に情熱と野心を燃やす人は掛け値なしにすごいと思うし、何よりあの毒親に愛を乞うトーニャが何だかかわいそうに思えた。
ケリガン襲撃の裁判で、裁判長に放ったセリフが胸に響く。
いま、トーニャは優しい旦那さんと子どもと幸せに暮らしているようでそれが救い。
ショーン、めちゃめちゃヤバイ奴なんだけど、なぜか笑える。