スケートのトーニャ選手の実際にあった話ですね。素晴らしいです。なんといっても今作の見所は今が旬の女優、マーゴットロビーの演技でしょう。本当にすごいなと思います。どん底に落ちたり、そこから何がなんでも這い上がろうとする様は我らをその世界にのめり込ませました。特に素晴らしいシーンが彼女が鏡を見るシーンです。この映画で一番好きなシーンかもしれません。キャラクターの関係も面白いです。良い母親なのか悪い母親なのか分からないトーニャの母親も良かったです。トーニャのパートナーだったジェフも興味深いです。トーニャの魅力に惹かれて彼女のためになんでもしようと思ったりするんだけど、それが逆に良くなかったりして、見ていて退屈になることはなかったです。指摘するとしてもトーニャの人生が狂い出した元が伝記映画だと少しありがちなバカがやらかすやつです。まあ結構伝記映画だとそういうのが多いので新鮮味が少しなかった感じです。でもそれだけです。本当に素晴らしいと思います。マーゴットロビーは多分大女優になると思います。
