このレビューはネタバレを含みます
チャラ男、インテリ、頑固親父、画家という、議論に臨むキャラの振り分けは出来ているし、その4人が「お米とおっぱい、この世からどちらかが無くなるとしたら、どちらを残すべきか」という他愛も無い議論を通し、各自が抱えている問題が解決されていく様子は見ていて伝わってくる。
しかし、雑な部分が多く、インテリの抱えている問題は正直よくわからないし、画家が父親との確執により米を食べないというのもどうもピンとこない。
さらには、オチであるはずのこの議論の主催者の意図もわかりづらく、観終わった後のスッキリ感皆無。
登場人物のうち、やや尺を長めに使って丁寧に描かれている頑固親父の部分だけがスッキリくるだけで、あとはモヤモヤの残る作品だ。