風来坊

慈悲の風来坊のレビュー・感想・評価

慈悲(2016年製作の映画)
1.0
一族の財産を握っている母親が重病で寝たきりになり、死後の遺産の行方についてで父親と兄弟間で不穏な空気が流れ始める…。その矢先に家で事件が起こり事態は思わぬ方向へ…。アメリカ製のスリラー映画。

財産を巡る骨肉の争いかと思いきや安楽死に何やら宗教的な匂いまでする色々詰め込んでいて作り手の熱意は感じるものの話として面白くない…。
途中から視点が変わる事でガラッと流れが変わるのは悪くない仕掛けかなとは思いますが…。

感じる事はそれぞれで面白いと感じる方もいらっしゃると思いますが、私は正直胸糞で最後は嫌な気分でしたね…。そもそもあんな方法でしか人の愛を確かめる事が出来ないならそれはもう人として終わっていると思う。これは慈悲でも何でもないただの殺人。

途中まではスリラーとして良かっただけに残念。救われたようなお話に見せているが、私には感じるものはなくこの退屈な映画を観てしまった私にこそ慈悲を(´・ω・)

まとめの一言
「妄信は恐ろしい」
風来坊

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