再鑑賞。前に観たときは途中でウトウトしてしまったので。
愛犬がゴミだらけの“犬ヶ島”に隔離されたため探しに行く少年と犬たちの冒険を描いたストップモーション・アニメ。
ストーリーや雰囲気はあまり好きではないんだけど、手の込んだ作り込みには驚きます。パペットを1000体以上つくり、4年の歳月をかけ、撮影には400日以上。作品の良し悪しは抜きにしてやりたいことを徹底してやる作り手のこだわりは尊敬してしまう。
『七人の侍』の曲を使った黒澤映画へのオマージュや和太鼓のサウンド、俳句が出てきたり、日本のことをウェスなりに表現していて嬉しくなる。
ワンコたちがいい。野良犬のプライドも、飼い犬の幸福感も、どちらも尊い。
あとストーリーと関係ない寿司を作ってるシーンや相撲や歌舞伎のシーンはシンプルによく出来てて楽しい。
舞台は日本だけど日本だけの問題ではなく、SDGs、ペット問題、巨悪に立ち向かう姿勢など、いろんなメッセージ性を受け取れる作品だった。
声優が豪華すぎる。エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、スカヨハ、ティルダ、グレタ・ガーウィグ、マクドーマンド、オノヨーコ、渡辺謙、夏木マリなど。
ウェス作品は情報が多い上に、今作はさらに日本語と英語が混在しているので聞きづらい、見づらい。そこは残念だったかも。
