ラッキーマウンテン

犬ヶ島のラッキーマウンテンのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
4.7
映画の出来どうこうじゃなく、私の性癖にビシバシ来る作品だった。犬だし。
この映画と私は前世で結婚していたのかもしれない。
そのくらい個人的には好き。
逆に、合わない人はとことん合わないと思う。
笑っていいの…?いい…よね…?なブラックジョークがあるのも流石ウェス・アンダーソン。
とはいえ劇場では結構みんな笑っていて良い雰囲気だった。

ストーリーは明快簡潔だけど、1カットに詰め込まれる情報量が多くて混乱するかもしれない。
とはいえあれはストーリーに関する情報ではなく、ビジュアル面を構成するだけの水増し情報だと思うけど。それでいいんだよ。
途中退屈するシーンもあったけど、全編あの視覚情報をぶち込まれたら疲れるので良いと思う。
まぁ私は全部乗せでも一向に構いませんけど…。

犬も人もキャラがよく立っている。そして犬の忠誠心描写が涙を誘う。
それに比べて猫は全くというほど良い描写がないから、猫派は不満足だろう。
なのでこの作品を観て犬派に転身すれば良いと思う。
みんなも好きだろ?コロコロした子犬は。おわり