いつも独特な世界観を見せてくれるウェス・アンダーソン監督が、いつも以上の変態性と日本愛を注ぎ込み、6年もの壮大なコストをかけ拘りまくって作り上げたストップモーションアニメ。寿司のシーンすげえと思ったら、あそこだけで6ヶ月かけたと。なにより日米またいだ声優陣の豪華さは驚愕。
犬好きにはたまらないプロットに紛れつつ、移民政策や差別や人間の身勝手さなどが寓話的に語られる。字幕版で見たけど、コレ英語版だと日本語はなすキャストには字幕無しだったんだよね。言葉が通じない中での善意とか誤解とか。
日本人の目からすると異様に感じる部分もあるわけだけど、何よりここまで独特なコンセプトをやりきることが凄い。
