きぬきぬ

ダークレインのきぬきぬのレビュー・感想・評価

ダークレイン(2015年製作の映画)
3.5
嵐の雨の中、バス発着所に閉じ込められた人々。様々な事情を抱え出発したいのに、何時間待ってもバスは来ず焦燥して行く。気づけば人が増えてもいる奇妙な感覚。奇妙な豪雨に閉じ込められた人々に起こる奇妙な事象。
クラシック映画の様なオープニングロールに思わせぶりなナレーション、モノトーンにまで抑えた色調、これまたサスペンス煽るクラシックな音楽。異常事態が表面化して来ると笑っちゃうけど、これ怖いよな~。
60年代後半のメキシコの社会政治絡みの発言が出て来るのも、風刺的部分があるのかな。酷い目に遭う犠牲者は労働者であったり、夫の虐待から逃げてる妊婦だったり。しかしこのトンデモ奇妙な映画について、これ以上何にも言えないのだわ(苦笑)

でもこの作品観たら、監督の前作「パラドクス」に関する読みは間違ってなかったな~と思った。
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