コウ

あなた、そこにいてくれますかのコウのレビュー・感想・評価

3.8
韓国映画でこの手の映画はあまり観ないので逆にそれが新鮮でした。キム・ユンソクが出てるので観たんですが、美しい映像、寂寥と愛に満ちたストーリーが心に染みる作品でした。

医療ボランティアでカンボジアを訪れた医師スヒョン(キム・ユンソク)は、子どもの手術をしたお礼として、願いをかなえてくれるという10錠の薬をもらう。スヒョンの願いは、30年前に亡くなった恋人ヨナにもう一度会うこと。半信半疑で薬を飲んだスヒョンだったが、本当に1985年にタイムスリップし、過去の自分(ピョン・ヨハン)と出会う。ヨナの死を知った若きスヒョンはヨナを助けたいと願うが、ヨナとの未来を選べば、彼女の死から10年後に誕生するはずの娘が存在しないことになってしまう。過去と現在、2人のスヒョンは、葛藤の末にある決断を下す(映画com)

原作はフランス作家のギヨーム・ミュッソの「時空を超えて」。
この原作者は自作の映像化にスゴくうるさいらしく、許可したのはキム・ユンソクが出演するから、が理由だったそうです。何でも「チェイサー」の彼の演技がミュッソ氏のお気に入りだったとか…。
下劣だが一度食らいついたら決して放そうとしない執念の男、「チェイサー」という映画にとっては必要悪としか言いようの無いあの役柄のどこに自分のラブ・タイムトラベル小説を重ね合わせたのかよく分かりませんが、何はともあれさすがユンソク兄貴です♪

あまりサスペンスばかり観ず、たまにはこういう心洗われる映画を観るべきですね(笑)
コウ

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