この世界はいつから小さな花が咲いていても気にも掛けず知らないうちに踏み付けていく人が増えてしまったんでしょうか、、。
その一方で、淡々と種をまく人もいる。どんな場所でも、土と水があれば、時間はとんでもなくかかるとしても、いつかは大輪の花を咲かせるかもしれない、、。
ひとつの悲劇が家族を蝕んでいく。
子供、身障者、難民、、いわゆる社会的弱者が、そういう人々の思いに無関心な大人たちや、そんな大人たちが作ってきた社会に追い込まれていく、、。
この映画を観ていて心が苦しくなってくるのは、余白が多く自分で考える時間があるから。出てくる人のあまりに自然な演技が、映画を観ていることを忘れさせ、自分も一緒に追い込まれていきます。ここに出てくる嫌な大人たちは、どこか自分の中にも潜んでいそうで、、^^;