にしや

夜明けの祈りのにしやのレビュー・感想・評価

夜明けの祈り(2016年製作の映画)
3.5
前に何かのニュース記事で紹介されてて気になってた映画。

信仰の力っていい意味でも悪い意味でもすごい力があるんだなと思った。無神論者にはいまいち理解しにくい感覚…。
院長がしたことは決して許されることではないけど、私にはわからない苦悩があったんだろう。病の床についた彼女に寄り添うシスターがいてくれてよかったなと思った。
皆で写真撮ってるシーン、希望があってよかったな…。

雪とシスターの黒い僧衣のコントラストが静かに美しくて目を引いた。

途中で主人公がソ連兵に暴行されそうになるシーンは見ていて体の底が冷えるような恐怖があった。めちゃくちゃ怖い。女は不利だなぁと心底思った。あのシーンは実話なんだろうか?
シスターたちがどれだけ恐ろしい体験をしたのかがよくわかった。

WWⅡ周りの作品だとソ連兵=強姦魔みたいなとこあるけど、実際に他の国の兵士に比べたら比率が高かったりするんだろうか…。やたら色んな作品でそういうシチュエーションを見るのでちょっと気になった。
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