どろがめ

エクスペンダブルズ ニューブラッドのどろがめのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日本最速試写にて。
まず試写のサービスがすごかった。2階席まである特大劇場で、スナック菓子とビール付き。さすが待望の続編。

そして肝心の映画だが、自分は大満足だった。いつもの下品なジョークにアクションスター同士の対決、メリケンサック持って「クラシックだ」などとシリーズを踏襲した作り。もう本当にエクスペンダブルズが帰ってきた感がある。話は雑だけどそれはいつものことだし、衝撃の序盤でかなりガッカリしてしまったが、最後にサプライズ仕返してくれたので良かった。最後にしっかり打ち上げシーンを持ってきてくれたのも良い。みんながジョーク飛ばしながら乾杯するだけでこのシリーズはオールオッケーなのよ。
しかし酷評する人がいても間違いでは無いなとも思う。それは明らかなスケールダウン。過去キャストの活躍がほとんどないし、背景の合成感もかなりキツい。過去シリーズほどの派手さもないし(ただのアクション映画として見れば大分派手だとは思うが。)ほぼステイサムのワンマンアーミーだったし、今回不参加のテリー・クルーズに至っては元々居なかったかのように一切言及されない。

そんななかでも楽しめたのは今回はステイサムの主演のスピンオフとして作られていたという経緯を知ってるし、何よりアクション映画の世代交代という意味合いを持ってるのではないのだろうか。スタローン、ラングレンらは控えめで、かっこいいシーンを持っていくのはステイサム、イコ・ウワイス、トニー・ジャーら現役スターたち。
最近のスタローンはロッキー、ランボーにもケリをつけるし、徐々に隠居生活へ踏み出しているのではないのだろうか。無理もない。御年70でアクション映画に出てくれるのが奇跡なのだから。むしろスタローンよ、今までありがとうという思いが込み上げてきた。
この映画はスタローンからステイサムへのバトンタッチなのである。