Tはっちょう

許された子どもたちのTはっちょうのネタバレレビュー・内容・結末

許された子どもたち(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

とんでもないもん見た
ラストで法の裁きなく成長してしまう主人公
母親が襲われた事で大人になり母親を安心させようと過度に笑い、赤ちゃんを愛でて、タバコも渡して共に歩いてしまう
顔完璧、全員完璧。大人の力が加わってないのか、不自然なキャスティングが一切無い。韓国映画みたいな面構えのキャスティング
善悪って話ではなくて全員がそれぞれの役割を全力で担ってしまう。故に起こる不条理。母親、警察、被害者、友達、弁護士。良かれと思って行動する事が絡み合うとそこに不条理が生まれてしまう
自分が正しいと信じて疑わず悪きものを捌こうとする人間のさが。マウントの取り合い
いつまでも続く地獄
誕生日会のところで泣いた。これでも愛を確かめ合ってるから。
過度に信じられる事は時として脅迫に成り代わる
全員が誰かを叩きたい。ただしたい。という、特にこのテラハ騒動があった直後には辛すぎる展開
ももちゃんが救いだった。ももちゃんに急かされたが、自分が楽になりたいからって理由だけで謝りに行った。残念ながら観ながらそうだ!謝るんだ!楽になれる!って思った。しかし、それは意味なかった。その場しのぎだった。
根本的ないじめ構造がそこにはある。全部そう
「かわいそう」この一言が辛い。被害者母から言われる。
表面的な謝罪さえ受け入れられない世界に堕ちていく