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LUCK-KEY/ラッキーのまのレビュー・感想・評価

LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)
3.4
日本映画「鍵泥棒のメソッド」の韓国リメイク版。

凄腕の殺し屋が銭湯でスッ転んで頭を打って記憶喪失に…偶然そこに居合わせた冴えない若者が彼のロッカーの鍵を拾い、金品を奪い殺し屋の男にちゃっかり成りすましちゃう話。

記憶を失った男は一転して"善人"になり、不器用だけど皆から好かれる男に…一方なりすました男は相手の正体も知らずに金持ち気分を味わい、本来ならば殺しのターゲットだった女に恋をしてしまう。

本作は記憶を失った男を演じるユ・ヘジンの演技に尽きます。クールな殺し屋が記憶を失ったことで、絵にかいたような良い人になって雇ってくれたお店や家族の為に一生懸命働いたり、役者を目指したりとコミカルな演技が面白い。

なりすました男も男ではじめはオフザケ気味だったのに恋した女性のために後半は結構頑張る。

二人の人生逆転な生き方を楽しくテンポ良く描いていて最後までダレずに見れた。韓国映画特有のヴァイオレンスはなく、コメディ・恋愛要素なんかもあったりして見やすい作品でもある。

ベタな恋愛物は苦手だけど殺し屋の男とその男に惹かれる女性の恋愛はちょっと応援したくなった。本作のヒロインは実質二人だけど完全にこっちに軍配でしょう。
(ドラクエVでいうビアンカとフローラどっちを結婚相手に選ぶかでビアンカ絶対選ぶやろと同じ感覚…)
ま