あらんしほん

三度目の殺人のあらんしほんのレビュー・感想・評価

三度目の殺人(2017年製作の映画)
3.5
映画館で母と観賞。
日本は世界的に見ても市民の死刑制度の支持率が圧倒的に高い国。
私自身は死刑廃止派。代替えとして懲役300年とかの終身刑の執行をするべきだと思ってる。
人それぞれの考え方があるし、この問題について誰かとディベートしたい訳ではなくて、ただの自分の意見。
死刑制度がなくならない理由の一つとしてあげられるのが遺族感情。
誰だって大切な人を殺されたら、相手を八つ裂きにしたいと思う。死んでほしいと思う。
でも実際この遺族感情ってことばで、人は人の生死を決めていいのだろうか?
実際は残虐性や殺した人数とかによって変わってくる。
人を殺そうと思って殺した人はもれなく全員死刑にならなきゃおかしいじゃん。じゃあ遺族感情って何よって。
世論ってなによって。
ずっとそこが引っ掛かっている。
死刑は殺人と同じことだとは思わない。死刑は罰として存在して、殺人はそこに感情があるから。
死刑に感情を入れてしまうとそれは殺人に通じるものになるのではないか?
映画見終わった後にずーっと頭のなかぐるぐる。
映画が伝えたかったことは何なんだろ。
法って人が作ったもので、人が裁くんだよね。