このレビューはネタバレを含みます
まぁまぁおもしろかった。
使い古された法廷ものではあるのだけど、脚本や展開が練られていて、どうゆうこと?どうゆうこと?っていうのが続いて物語に引き込まれた。
特に福山雅治と役所広司の謎かけみたいな、禅問答みたいなやりとりが印象的だった。
本当のことが一体なんだったのかぼかされていて、観る人によってはモヤモヤするかもしれない。
ただし本筋の傍らにおいて、日本の司法の運用実態について切り込んでいて、事実がどうであれ、裁判では判決が下される。そこにはいろいろな当事者の思惑が渦巻いていて、ともすればいつの間にか架空の物語が出来上がってしまうかもしれない、その危うさがテーマとしてあるのかなーと思った。
ただ視聴者に真実は教えたっていいんじゃないのとは思った。