このレビューはネタバレを含みます
役所の殺人の動機が見た人によっていろいろと考えさせられる映画。
広瀬すずは法廷で真実を話したいと言っていたが、結局のところ誰が真実を話しているのかはわからず、人を裁く理由が真実に沿っているのかは定かではないというモヤモヤ感を残してくれた。
三隅(役所)は誰のために殺人を犯したのか。
三隅は女子高生を救いたい一心で殺人を犯したのか、自分の正義を信じるために殺人を犯したのか。
最後に広瀬すずに一瞥もくれずに場を後にするシーンにもいろいろな解釈があったり、タイトルの三度目の殺人にも三度目の正直という言葉があるようにいろいろな思いが込められているのかも。
なんにせよ土曜の夜に一人でひっそりと観るのが最適です。