「まずそうなスムージーだ」
カッコいいぜ…琥珀さん。映画を重ねるごとに琥珀さんがどんどんドライブしていって、観ているこっちも素直に琥珀さんと呼ぶことができる。そんな中でも気の利いた軽口を一言かますのは、相変わらずこの映画は中学生感がある。
今回はついに琥珀さん一派とSWORD連合が一致団結して九龍と全面対決。九匹の龍が襲ってくる、ヤクザターミネーターも襲ってくると最終決戦感はある。しかし新薬だのウイルスなどやり始めてさらに斎藤洋介を探すという、また新たな展開入れ出してFINAL MISSIONとついてるけどおいおい大丈夫かと不安になる。しかも新薬だのウイルスだの、『奇跡体験!アンビリバボー』や『ザ！世界仰天ニュース』でそういう系の特集観て興味ひかれた中学生かみたいな。さらに相変わらず回想の多用でどんどん尺が圧迫されていき、それぞれ登場人物も均等に見せないといけないため、交通整理に苦労している印象があり、決着のつき方も前回のUSBが上手くいったバージョンというか同じことの繰り返しになってるなと思う。
回想も『HiGH&LOW THE MOVIE』のVS琥珀さんシーンの回想はいるのか？この映画観たほとんどの人があのシーン覚えてるからわざわざ映像挿入しなくてもいいような気がするが、あのシーンもう一回観せられるとなんか笑ってしまう。
MIGHTY WARRIORSとDOUBTとプリズンギャングどうすんだよと思ったら、清々しいぐらい戦いはこれからだやってて、ヒットする限り続きそうだな。
この映画の一番の見所は最終決戦へのSWORDの決意と出陣だ。特に達磨一家が良くて、車の乗り方に爆笑した。あんなのただの大喜利やん。達磨一家は『HiGH&LOW THE MOVIE』で出しきったかと思ったら、斜め上の超え方してきて頭が下がる。
スモーキーは『北斗の拳』のトキみたいになってて、 窪田正孝のスケジュール都合でああなった感がすごいが、相変わらずパルクール軍団は凄いアクションしていて映画内でずっと重宝されていた。
