声を発することができない部分の自分はローラにだけじゃなくて、きっと誰の中にもいると思う。
気づかれもせずに無視され続けてる場合もあるんじゃないかしら。
でも、声を発せずに放置されたもう1人の自分はきっとそのままおとなしくはしてなくて、何かの形になって現れる。
そうなる前に、そうなってからでも、言葉にして、陽の当たるところで大丈夫だよ。って言ってあげられたら、本当の意味で自分になれるのじゃないかしら。
ローラはきっと、今回の映画を通して、その一歩を踏み出せたんじゃないかしら。
と思った。
インタビューの彼女の言葉の真実味のある音に心が震えた。
依存とか、病気とかも、きっとその声を無視し続けた結果のことが多いんじゃないかしら…
自分の心にわがままなのは、悪じゃない。
それを言葉にして、アートにして、外に出してあげれば、自分の中に閉じこもってた自分は、少しずつ癒されて行くのかもしれない。