パドゥ

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれたのパドゥのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

普段から規律正しく、立派に生きてる人なんてそうそういない。
主人公のジェフも仕事に熱意もなく、ガールフレンドとの関係も将来を見据えてるわけでもなく、何となく日々を過ごしていた。
両足を失ってから、まだその現実を受け止めれてないのに、突然注目を浴びてヒーロー扱いをされるようになり、戸惑いや苛立ち、絶望などを経験していく。

彼の両親もアッパークラスではない、なかなかな人たちで、病院でパカパカたばこ吸ったり、ジェフの上司への態度なんかひどいものだった。
母親は、ジェフに断りもなくオプラの取材にOKを出して、オプラが来ると喜んだりしてデリカシーがない。

彼女のエリンが人格者で、メンタル面でも彼の支えになる。
でもジェフは、それにたいして申し訳なく思っている反面、彼女の応援に行かなければ、脚を失なっていないと思う葛藤があって、そこは理解できたなぁ。

エリンの妊娠と、爆発後に救助してくれたカルロスに会って、彼の気持ちが大きく変わっていく。
レッドソックスの始球式で投げたあとに、自分も誰かに勇気を与えられていることを知って前向きに力強くなるシーンが印象的。
実話なので、ご本人がどうこうではなく、映画としてはイマイチ。

最後の、レッドソックスの優勝がジェフの功績、ていうクレジットで、一気に安っぽい感じになるから不要。
パドゥ

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