クリスチャン・カリオン監督作品鑑賞4本目❗️
実話に基づいたドラマ、これは泣いた😢
タイトルだけで条件反射して泣ける😭
1940年5月10日、ドイツ軍がフランスに侵攻。
800万人が故郷を捨てざるを得ない大規模の民族移動が起きた。
オープニングとエンドロールは実際のその移動風景がモノクロ映像で流れる。それだけで胸が痛くなる。
監督の献辞は《その旅をした私の母と一人の少女に捧ぐ》となっていた。
1939年、ハンス(アウグスト・ディール)はナチス反対派でドイツからフランスの田舎の小さな村に8歳の息子マックスを連れ、ベルギー人だと身の上を偽って農夫としてひっそりと暮らしていた。
だがある時、不法滞在で逮捕されてしまう。
ハンスが拘留されている留置場が空襲に遭ったため、そこから逃げ出すことができたが、村に戻った時にはマックスは村人たちと一緒に南仏へ向かった後だった。
行く先が分からず途方にくれるハンスだったが、学校の先生に保護されていたマックスが教室の黒板にハンス宛てのメッセージを残していたことに気付く🥺
父子が再会するまでのハラハラドキドキ感が切ない😢
ハンスと息子が暮らしていた田舎の市長(オリヴィエ・グルメ)は市民を誘導しながらも市民それぞれの意見を尊重する。
しかし、グルメはどんな役でも上手いな〜💫
学校の若い教師スザンヌ(アリス・イザーズ)がマックスを我が子のように守り続けた愛情、生徒たちに悲惨な状況を見せまいと子供目線をはぐらかし工夫するシーンもグッと来ました😣
打倒ドイツのためにフランスでレジスタンスをして最後まで誇りを捨てないイギリス兵(マティルド・セニエ)が吹くバグパイプ♫
ハンスと短い間に友情が芽生えたが、別れ時がまた粋だった⭐️
戦況が激しくなる中でも常に他人への思いやりを失わず、前へ進み続けるフランス人たちに心が揺れ動かされました。
広々とした草原、美しい風景、そこに音楽がエンニオ・モリコーネなのでしみじみと良かった♬
とても好みの作品でした✨