える

MEG ザ・モンスターのえるのネタバレレビュー・内容・結末

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

最近よくある、金ならいくらでもあるが脚本ちゃちー系の映画
サメ映画って、バカ映画か、リアルな映画かどっちかだと思っていたが、本作はそのちょうど真ん中のどっちでもない映画

もう露骨にチャイニーズマネーぶち込んでます!といわんばかりの世界観で序盤から不安になった。が、やけに流暢なジャパニングリッシュをしゃべり、日本語も達者な珍しいアジア人が出てきて誰かと思ったらマシ・オカさんだった。彼が出ている間は彼の演技を楽しむことができた。

まあ、その後はお察し。まずメガロドンの大きさがなんか大きくなったり小さくなったりしてる気が…。いやそういうギミックもあったけど本物とわかってもなお…。
あとメガロドンの生態も…。元々深海1万mにある温かい水域に住んでて、人間がかき混ぜちゃったから上まで上がってきたって設定だったんだけど…順応しすぎじゃない?水温大丈夫なの?てか目見えすぎじゃない?内圧で体爆発したりしないの?てかそれだけ平気なら今までも別に来れたよね?(てか原潜の航行深度にもういたんだよね?)

なんか海底の描写もちゃちー。マリアナ海溝の奥底も、観光客が泳いでるビーチの底も全部おんなじで頭バグる。なんで深海1万mに海藻生えてんの?どうやって光合成するの?

メガロドンは人間がひとりで泳いでいると気付かない理論(思いつき)、振動を感じると追いかけてくる理論(思いつき)、普通のサメ観察用檻でも大丈夫理論(思いつき)、船ごと転覆させられたけどゴムボートがあったぜ!(振動の話どこいった?)、一度船ごと転覆させられたけどあいつ倒すためにもう一度別の船で近づいてみたらやっぱり転覆しました、など長時間視聴しているとIQが溶けていくのがわかる。

ピンチの作り方も全部下手くそ。大体まったく伏線も無い原因不明の機械の故障でピンチ。適当すぎて逆に意外性があった。

空からサメが降ってくるぐらいぶっ飛んでもないし、別にハラハラもしないし、倒し方も特に凝った何かがあるわけでもないし、退屈な映画だった。
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