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MEG ザ・モンスターのなのネタバレレビュー・内容・結末

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

B級映画に迷いこんだジェイソン・ステイサムを楽しむ映画、と思うと割と好き
ややクオリティの高いCGと少し安っぽくレトロな演出のアンバランス感はなんともエモい

中盤謎のゴーグルとモリというバラエティ番組のような装備でサメに挑む色気ムンムンのマッチョは抱腹絶倒、案の定返り討ちにあうシーンなんてもう最高

最初から爆弾やマシン使っておけよなんて言うのは無粋ってもんだな、割と原始的な方法でラスト勝ったのもまた良い

あとは仲間たちの信頼を築いたエピソードがないまま次々と人が死んでいくので登場人物の悲しみ方に置き去りにされてしまったところもあった
特に意味もなくヘリが墜落したり人が死んだり海に落ちたり、意味もない死が怒涛の勢いでやってくる
だけど、だからこそか?後味は悪くない
あんなに人が死んだのに妙にスッキリした気持ちで見終わったので不思議な映画だなと思う 涙も出なかった
登場人物の切り替えが早いのも影響してるかも、人が死んでいるのにやけにアッサリ次の行動に移る
でも、ああこいつ死ぬなって人物が死ななかったり、色々裏切られた所もあったので単調ではなく飽きがこない

また、後半の犬やデブの子供など意味の無いシーンが多すぎるのも好感が持てる
サメと戦わないと逃げられない、人類が滅亡するなど、具体的な戦う理由もなく、なんとなくサメと戦う登場人物たちには愛おしさがマシマシ
鍋でとろとろになるまで煮詰めたジャムやお茶請けの砂糖菓子よりも甘々な作戦の詰めも面白い、考え無しに行動する愚かな人間ドラマを見れたしまあ良い

とにかく突っ込み所が多いので、人と話しつつダラダラ眺めたい映画
映画館で1人で見ていたらこの感情をぶつける先に困ってしまっただろうな、なんでも言える仲間と見るべきだなこれは

女の子は終始かわいかったし、筋肉おじさんと女の子の組み合わせは古今東西いついかなる時でも素晴らしいね
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