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サマーフィーリングのokaeriのレビュー・感想・評価

サマーフィーリング(2016年製作の映画)
3.7
タイトルとポスターの美しさに惹かれて、夏に観たいとずっと思っていた映画

地名にあんまりにも疎いのだが、どの街のどの風景も全て美しくて、その街の呼吸の音を聴いて調和するためにその街に行きたいと思った、なんだか音楽のような映画だった。それだけで心地よいと思った。

ロレンスの表情の機微な変化に胸をモヤっとさせる瞬間が何度も生まれる。
結局、大事な人を失ったとき、そのままの日常が続くわけで、仕事もあるし、パーティーはあるし。そうやって少しずつ薄くなっていくんだろうな とやわらかく気付かされてしまった。

作品に触れるとき、例えばそれが男女でも、同性であっても、関係性を考えるのをどうしてもやめられずにいる、最終的な関係じゃなくて、名前のない関係性、ただの友達だけどそれだけじゃなくて「助けて」と言える関係は尊いよ、ロレンスがゾエに想うのもそうだし、ゾエが旦那さんに想うのもそう、大切であるということしか言えない
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