蔵なもし

ブルーハーツが聴こえるの蔵なもしのレビュー・感想・評価

ブルーハーツが聴こえる(2016年製作の映画)
2.0
オムニバス、ブルーハーツ。これだけで観てみようと思いました。
ザ・ブルーハーツは僕よりも若干お兄さん世代でしたがCDはよく聴いていて、今だにライブで観れなかったことを悔しく思うほどです。

まず「ハンマー」で、「まあ、こんな感じなんだろうな」と思ったら、急にSF!
「月の爆撃機」かなと思ったらまさかのやつで、なんか面白にされてやしないかと少し不快感。

せっかくなので進めていくと最後は「1001のバイオリン」。1000じゃなくて?1001の方?ストーリーも急にどシリアスで、なんか一本で観れてしまいそうな雰囲気。「1001のバイオリン」の歌詞や世界観はどこへ?と思っていましたが、ラストの朝焼けのシーンでなぜかマッチしているように感じました。「夜の扉を〜」からは少しゾクっとしました。メッセージ性も強いブルーハーツの楽曲だからそう聴こえたのかもしれませんが。

ブルーハーツが聴こえるかと訊かれると、どうかというところもありますが、1組のバンドの楽曲からオムニバス映画を作るというアプローチは面白いなと思いました。
ブルーハーツはそれだけ素晴らしい作品を多く残したバンドなのでしょう。