今の映画の流行にはあまりない作風で、新鮮かつ癒された。
不慮の事故で死んでしまった主人公が残された妻を見守り続けるさまが描かれている。
観ててじわじわくる感じがよかった。
今の映画などなど、限られた時間で大量の情報を詰め込んで観客やら視聴者の注目を惹きつけることが多い中で、まさかの極力情報量を抑えているという新しさ?
一つの場面を5分くらい静止状態で時代の移り変わりを見せてくるところとか、逆に惹きつけられてしまった。
クライマックスも、観てる側にいろいろ考えさせて、しかもちょっと泣かせるのとかイイ。
幽霊になった主人公が背中や顔のない表情で語るところがまた物悲しい。