2017年のノーマークの映画だったけど、このオバケのキャラが可愛くいいのと、主演がケイシーアフレックとルーニーマーラーだったので興味をひかれて鑑賞。わりかし片手間で見たにもかかわらず、かなり自分の好きな部分に触る映画だった。(またちゃんと観ます)
それは「記憶」。
最近ではアフターサン、アフターヤン。
記憶をテーマ、あるいはモチーフにした映画はかなり自分の深いところを刺激してくる自覚がある。すばらしい体験のその瞬間が、記憶になると、もうその瞬間は二度と手に入らない再現性がないという哀しみと切なさがプラスされて、その価値が爆あがりするのである。もう二度と手に入らない瞬間、それを何度も何度も思い出し、さらに磨き込まれて(=その過程で記憶の改ざんも行われつつ)どんどん宝物になっていく。その時の自身の存在を肯定するものでもあるから思い出のアルバムや映像は、かけがえがない。
その価値や本質を描いた作品の多くがSFだということも興味深い。
まあ人間じゃないもの、例えばロボットやアンドロイドなど
記憶を独立して扱いやすいもんね。あと病気系。
記憶があたりまえと思うなかれと標榜して、
素敵なことがあったらなるべく写真かメモをとって保存するようにしてる。
それをまたすぐ忘れてしまうんだけど。