このレビューはネタバレを含みます
登場人物のセリフが少なく、音楽や撮影技法で魅せる映画でした。
突然この世を去り幽霊となって残された最愛の妻を見守り成仏するストーリーですが、幽霊の表現方法がCGとかではなく、シーツを被るという表現がどうなんだろう…と思っていましたが、観終わる頃には、このシーツ幽霊の漂う哀愁と怖さも含め作品にしっくりきて、表情がわからないはずなのになんとなく、こんな表情だろうな…と想像を掻き立てられ、もう二度と交わることのない生と死の存在を思い切なくなりました。
彷徨っていた幽霊が最後、妻が引っ越す際に残したメモを取り出しそれを見て成仏するシーン。最後までそのメモの内容はわからずじまいでしたが、それも含めて良かったです!!間違いなく純愛映画です。