ちょび

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのちょびのレビュー・感想・評価

2.0
わかりやすく言えば我が家に囚われた地縛霊の話。恋人が住んでいる間は「ゴーストニューヨークの幻」で、恋人が去ってまったく関係のない家族が移り住めば「ポルターガイスト」に。でもラブストーリーでもホラーでもなくて叙事詩的。

感情や時間の移り変わりの表現に力を入れてるんだけど、ほとんど動きがない映像を流し続けたり、かと思えば1人が延々と喋り続けたり、ひとつひとつのシーンが長くてメリハリがないので見続けるのがつらい。10分くらいの自主制作映画を90分に伸ばした感じで僕にはあわなかった。

ビルから飛び降りたあとの展開は反則だと思う。お化けは救われ他かも知れないが見ているこっちが救われない。お化けのシンボル的な「シーツを被った姿」がどうやって誕生するのかがわかった点は評価する。
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