いやあ、ほんと馬鹿馬鹿しいです(笑)
特に美しくもない６人の中年男たち←これはパンフに書かれている(笑)
が、美しいエーゲ海に浮かぶボートで退屈凌ぎに、誰が一番男らしいかを決定するゲームを始める。勝者には指輪が贈られると言う。
もうね、汚い手を使って如何に相手を蹴落とすか、とても醜いの。
コメディなだけじゃなく、しっかり人間のあらゆる感情を剥き出しに描いている。
登場人物が男性しか出てこないってのも異色だわ。
船上でディミトリスが振り付けつき歌真似をし、兄のヤニスが手持ち花火で盛り上げるシーンは楽しくて良かった。あれ、口パクだよね？
６人全員が個性的でまるっきりタイプが違うから、それがまたこの映画には欠かせない部分だったんだろうなって思った。
私はまんまと騙されたよ。
１日経ってそれがじわじわ解ってきた。
“ボートの上が小さな（そして醜悪な）オリンピック会場と化していく”……って、正にギリシャっぽい。
