ねこのみかた

血のお茶と紅い鎖のねこのみかたのネタバレレビュー・内容・結末

血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

少し怪しげで好きな世界観。

白ネズミの家のカチャカチャ言う音が不快で気持ち悪くてよかった。
ドクロ頭のカラスみたいなのも不気味でいい。
白ネズミも一見可愛いんだけど、よくよく見ると赤い目がかなり不気味で素敵。
一方のコウモリみたいな生き物も可愛くて好き。
人面の蜘蛛や鳥や花は気持ち悪くてこれまたいい味出してた。
人形の腹から鳥が生まれ出るところも本当に気持ち悪い。

どうしてもあの人形が欲しかった白ネズミ、最後の手足がちぎれてしまうシーンは切なくなった。

セリフがないところも好きだし、不気味だけど美しい音楽も好き。

動きがカクカクするので少し酔いそうになるんだけど、その浮遊感が作品の雰囲気と相まって夢を見てるような感覚になるのもよかった。

それにしても邦題はなぜ紅い鎖にしたんだろう?
原題のまま赤い糸のほうが内容にあってる気がするんだけど…。