ワイルドライフのRaiのレビュー・感想・評価

"僕は2人から人生の全てを学んだ"
この物語のキャッチコピーがこの言葉であることを考えさせられる。

父も母も自分の道を進んで、どこかで振り切れてしまった。
彼らの姿を見て息子はこれからも生きていく。

画と演出が静かな物語をさらに研ぎ澄まさせる。
遠くに見える山々の景色、
人物の表情で何が起こったかを察する寄りのショット、
初雪に触れて想いを馳せる。

物語のラストの画はそこに着地するんだね。