チープなバイオレンスアクションなのかなぁと思ったらチープな謎解きサスペンスアクション?でした。
わりと映画の構成は凝っていたりサスペンスを盛り上げる工夫や演出が目立っていたのはよかったんだけどもいかんせんキャラクターの言動や展開がいろいろと足りなくてざんねんな印象。
あの日あの時あの人はどこでなにをしていたのかっていう同じ時同じ場所の出来事を目線だけ変えて何度も見ては少しずつ真相へと迫っていく…という見せ方自体は悪くないんだけども、どのシーンもおもしろみがなく謎が解ける爽快感を感じることもなくただ同じようなシーンの繰り返しが退屈に感じてしまう。
吹替で観たところどこか人と声が合ってないような違和感がずっとまとわりつく…でも吹替のチープさと内容のチープさが変にちょうどいい安っぽさにはなってた気もする。
どうでもいいようなひと言でクスリと笑ってしまったのがちょっと悔しい
「…足はやっ…」
「地毛だった…でしょう…」