【もち】
東京アニメアワードフェスティバル2016にて。
当時、他作家との作品と合わせて上映されましたが、こちらのサイトに映画祭としてのページはないため、当時大好きだった本作のみ、メモ的だが感想、残しておきます。
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水尻自子作品は改めてみて、やっぱり『布団』がいいなあ、と思ったけれど、
https://youtu.be/kIoJezL1wb0
このふに感は唯一無二のものだけれど、まだちょっと、クールかな。
もっと作者がオバサン化して、下品になればより、小さないのち溢れる大きな映画が出る気がする。
たまたま最近見つけた、彼女のインタビュー記事にアニメを作り始めたきっかけがあって、面白かったですね。
自分が嫌いなものは自分に必ず関係がある、と師に言われ、名前の尻が嫌いだからお尻の絵ばかり描いたそうな。で、尻が溜まったのでそれ動かしたら、と言われ動かしてみたら嵌ったと。
そうして自分の内から生まれ育んだものは強いですね。これも商業アニメでは出会えぬ個性。
商業アニメが調理された美味しい料理だとすると、こうした個人作家のそれは、果実を直接かじるような感覚。私は定期的に、果物欲しくなるので、こんな機会は貴重です。
もの足りなかったのは、ゆるふわ度高い人選のせいもあるかな。ドギツイことできるのも短編アニメの強みだから、それで突っ走る人ももっと出てほしいし紹介してほしい、と思いました。
<2016.4.24記>