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羅生門の斜線のレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
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藪の中と羅生門。
どちらも人間の欲の恐ろしさと滑稽さを描いたものとして共通してるなんて思ってなかったわ。
いや確かに羅生門を映画化…?尺もたなくね…?と思ってて、いや藪の中かい!と最初は思ったんだけど、木漏れ日の中にいる京マチ子のカットにみられる美しさと、視線の緩、見たことないぐらいカッコ悪い殺陣の緊張感の急が見事過ぎて、おもしれぇ!と言うほかなかった。

強いていえば、羅生門はババアだから、ババア見たかったなーっていうのと、雨の"夜"に消えていく下人であったほうがやっぱ良かったかなぁとは思った。
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