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羅生門のまっとのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
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こないだ別の映画の感想でも書いたけど、人々の希望としてここにいる無垢な赤子は後の世の絶望の種、じゃん………………無垢なるものが無垢じゃなくなって社会の一員になった途端、この眩しさも善もなくなる、じゃん…………それを散々見せられたじゃん、今、私達は……………そんなもんに希望を持てるか、この流れで…………持てん……………………

と、ものすごく絶望する映画でした

女の鬼気迫り方が本当に怖くて美しくて、本当に惚れ惚れするなあと思います

羅生門だけど藪の中だけど羅生門(小説)の思い出 高校の時に老婆の物真似が流行った この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、かつらにしょうと思うのじゃ
ああ、でもあのとき笑い転げていた私達は確かに希望に満ち溢れていたなあ 世の中に悪い人なんていないと思っていたような気がする 馬鹿で物知らずで幸せでした…………(どうしたどうした)
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