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羅生門のヒデオウのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
3.7
最後の決闘裁判が
羅生門の影響を受けたと聞きつけ鑑賞

盗賊 妻 夫の侍の三視点
盗賊に犯された妻と侍の死亡
この事実を三人の視点で描きます
その一部始終を見た木こりが
羅生門で雨宿り中の坊さんと下人に
話していきます

確かに決闘裁判と似てる
というか決闘裁判が
羅生門リスペクトなのね

事実に対して三者の証言が食い違います
盗賊は度胸
妻は夫の愛
侍は妻の美しさ
三者三様のプライドが事実を捻じ曲げます
話を聞いている坊さんは
何が真実かわからなくなり
人が信じられないと人間不信に
赤ん坊のくだりで木こりのとった発言で
また人を信じようというラスト

人間の複雑さが表現されている映画でした
台詞聞き取るには
日本語字幕がオススメです
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